アコーディオンは何を基準に、どんな機種を買えばいいのか?値段の相場は?

「アコーディオンを弾いてみたい」「習ってみたい」と思われる方がまず最初に悩むのが、「何を基準に楽器を選んだら良いのか?」という点だと思います。

今回は、楽器店で働いている私なりの楽器選びの基準を解説していきたいと思います。

  

目次

  1. アコーディオン購入の際のチェックポイント
  2. 少し無理をしてでもお店で実際に試奏してから買った方がいい
  3. 価格の相場
  4. 別のものに例えて考えてみると
  5. 参考までに
  6. 最後に

  

  

アコーディオン購入の際のチェックポイント

「アコーディオン」と一言にいっても、、大きさ、重さ、鍵盤の数、リードの数、音色など、本当にたくさんの種類のアコーディオンが存在します。しかしピアノやギターのように一般に普及している楽器に比べると、日本に流通している量はかなり限られています。全体的な流通数は少ないが、一台一台スペックが違うというのがアコーデォン市場です。同じ楽器はほぼないと思って楽器選びをした方が良いと思います。

購入する際のチェックポイントは以下3つです。

  1. 音色
  2. 弾き心地(鍵盤の柔らかさ、持った感触)
  3. 外観(色、デザイン、重さ

  

少し無理をしてでもお店で実際に試奏してから買った方がいい

新品の機種をオーダーしても、だいたい納品されるまで1年はかかるので、すぐに欲しい!と思った場合は、アコーディオン専門店で店頭に並ぶ楽器を選ぶしかないと思います。

今はネットオークションや海外販売サイトも充実してきているので、だいぶ選択肢は増えましたが、やはり実物をその目で確かめて試奏し確認する以上に確実なことはありません。アコーディオンは精密機械ですし、蛇腹によって稼働する部分がかなり多いため、写真や文章からではわからないことがたくさんあるからです。  

「自分と相性が良い楽器」「扱いやすい楽器」というのが結局は良い楽器だといえると思います。高い楽器、上位機種だから買う、だけはなく「自分好みの音が出て、自分なりの良い演奏ができる楽器」との出会いを是非目指してください。

時には直感、「なんとなくビビッときた!」という感覚で選ぶのもアリだと思います。弾いていてしっくりくる感覚や、好きな音色というのは人それぞれ違いますし、どんなに安くていい機種だったとしても、そのポイントを外していたらその先演奏していても楽しくないと思うからです。

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価格の相場

アコーディオン選びでネックなのが・・・そう、「値段」です。思っていたよりも値札の金額が高くて驚いた方も多いのではないでしょうか? 

どんなに安くても新品の小型で10万円以上、中型の楽器でそこそこのスペックでも50万円くらいはします。超高級機種だと200万円~500万円代なんてのもあります!もはや車を買うような気持ちですね。

30万円台だとかなりお買い得なレベルですが、その場合例えば「中古品」であったり、コストを抑えるために何かしらスペックが削られているはずです。

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別のものに例えて考えみると

先程ちょこっと書きましたが、アコーディオンは車に例えるとイメージがしやすいかと思います。

  

★中古アコ(10~30万円):例えるなら、中古~

【メリット】

使用感はあるが、スペックに対して相場より安価で手に入る。

【デメリット】

物によって善し悪しがピンキリ。安さだけで買ってしまうとあとあと後悔するパターンもある。アコ経験者でリードや音色の違いがわかるなどの知識がある人と一緒に買いに行くと良い。

   

★小型アコ(5~10万) :例えるなら、軽自動車。

【メリット】

小型なので、弾く人の体型に関わらず手軽に弾ける。持ち運びが便利。

【デメリット】

もともとの音色(≒車でいうエンジン音)が軽い。(音色の柔らかさ深みは大型機よりは出ない)。弾き心地も軽い。

音色のバリエーションが少なかったり、スペックが低いことが多い。鍵盤数が少なかったりして弾きたい曲が思い通りに弾けないこともある。

    

★大型アコ・高級アコ(100万円以上):新品の車。500万円以上する楽器も存在します。

【メリット】

エンジン音からデザインから乗り心地(≒弾き心地)まですべてが高級。プロがメイン楽器として使用するレベルの機種。大切に使用し、こまめにメンテナンスしていれば一生使えることは間違いない。

予算に余裕があり、アコーディオンの為に書かれたソロ曲なども挑戦してみたい方にはこのレベルの楽器を購入してもまったく無駄ではないと私は思います。チャンバー付き、チャンバー仕様などと書かれた機種の大半は100万円を超えてきます。

【デメリット】

重い。大きい。運ぶのが大変。

小柄な体型の方でも演奏は不可能ではないが、慣れるまでにそれなりの鍛錬が必要なのと、正しい姿勢や体幹を意識して操作するなどの、より緻密な訓練を積む必要がある。

    

スペックが高くなると楽器自体の大きさも大きくなり、値段も高くなります。新品においては「小型で高い」「大型で安い」というのは基本的にあり得ません。

しかし最近はアコーディオンの価格もどんどん値上がりしてきており、今までの値付け価格より年々高騰してきています。同じ型版の楽器でも、値上がり前に仕入れられたものと値上がり後に仕入れられたものでは販売価格が異なる場合があります。

     

参考までに

最初は「ボタンがたくさんある」「蛇腹を操作しながら鍵盤も弾かなきゃならないから大変!」と思って、小さく軽い楽器を選びがちなのですが、基本的には中型(34鍵盤72ベース以上、できたら37鍵盤96ベース以上)の楽器を購入することをオススメします。

72ベースというのは、ベースのルート音が全て網羅されていることを示しています。(一列にベースボタン2個・コードボタン4個=6個ついていて、それが12ルート音分配置されている[12音×6ボタン=72ボタン])

    

最後に

繰り返しになりますが、楽器は購入してからが音楽のスタートです。「自分と相性が良い楽器」、「扱いやすい楽器」と出会うえるよう、国内のアコーディオン専門店などにアコーディオン探しの旅に出てみて下さい!私も引き続き、ネット上でも色々な楽器を紹介していきたいと思っています。

この記事を読んだみなさんが、楽しいアコーディオンライフを送れますように♪

心から願っています。