DALLAPE Super MaestroⅣ No.D-120TC~今はなき最高級メーカー

目次

  1. スペック
  2. パンフレットより引用
  3. 題名のない音楽会に登場
  4. アコーディオン奏者 杉山卓さんによる演奏

   

スペック

DALLAPE Super MaestroⅣ No.D-120TC
41鍵(F〜A)120ベース 12.9kg
HMMLリード MLダブルチャンバー スイッチ鍵盤部15+マスタースイッチ ベース部7

イタリア最高級アコーディオンメーカー『DALLAPE(ダラッペ)』その中でもアコーディオン三大銘器として名高いモデルが“Super Maestro”(スーパー・マエストロ)です。20年程前のものと思われますが、外観は綺麗で世界の最高水準の『ダラッペ・サウンド』は健在です。

まだまだパワフルに弾きこなせる状態の良い機種です。デコレーションやスイッチのデザインも美しい美品。
現在生産を終了しているメーカーの最高モデル、貴重な一台といえます。

    

パンフレットより引用

幻の銘器と称され、アコーディオンマニアでは評判の高い超高級のみ手掛け、特にスーパーマエストロⅣオルガントーンは世界の最高水準として誇るべき絶対の自信作です。同じリードメーカーとして、広くご愛奏されている方に、一度は試奏して頂き実感されることを願っています。アコーディオンというとイタリアのアンコナ地方を思い浮かべますが、このダラッペはミラノ寄りのストラデラにあります。近代的な高級アコーディオンはこのダラッペが元祖です。

スーパーマエストロⅣ(オルガントーン)、特装品。弾いてみれば直ぐ判りますが、最高級品のみがもつ格調、味わいなどピアノに例えればスタンウェイに匹敵するものでしょう。

   

題名のない音楽会に登場

2020年12月に放送された「題名のない音楽会」 の「絶滅危惧種!?蛇腹楽器の秘密を知る休日」で田ノ岡三郎 さんが使用されていたアコーディオンとまったく同じアコーディオンになります。こちらのメーカーはすでに廃業しており、もう生産されておりません。イタリアのメーカーですが、カステルフィダルドではなくストラデラという場所で作られておりました。

世界三大名器のひとつともと言われているほどの名器で、音も操作性もデザインも大変優れたアコーディオンです。世界三大銘器とは、「HOHNERGOLA 、DALAPPESuper MaestroSettimio Soprani」の3機種といわれておりますが、現在生産しているのはGOLAだけになってしまいました。

今は工場の機械化が進み、昔よりも細かい部分はキレイに仕上がるようになりましたが、だからといって必ずしも良い仕上がりになるとは限りません。使われる木材やその時の職人によって仕上がりが変わってしまうからです。しかし昔は手作業によって個体差があっても、良い音の鳴る楽器がかつてはたくさんあったと、弊社会長(御年80歳)も話しておりました。

アコーディオン奏者 杉山卓さんによる演奏

DALLAPE Super MaestroⅣ No.D-120TC(Accordion:杉山卓さん Taku Sugiyama)

【中古】DALLAPE Super MaestroⅣ No.D-120TC≪大型≫41鍵(F〜A)120ベース 12.9kgHMMLリード MLダブルチャンバー スイッチ鍵盤部15+マスタースイッチ ベース部7イタリア最高級アコーディオンメーカー『DALLAPE(ダラッペ)』その中でもアコーディオン三大銘器として…

絶滅してしまったメーカー「DALLAPE」。今よりも機械化されていなかった時代に、職人の手によって作られた素晴らしい芸術作品です。鋭さとあたたかさを両方あわせもつ音色、弾き心地や操作性のスムーズさなど、まさに奏者の思いを叶える銘器だと思いました。

次回は2台の違いを比較してみたブログを書いてみたいと思います。

では、また!