イタリア旅行紀ブログ第2弾は「FBB工房見学」!
今回は、イタリア・カステルフィダルドの街中にあります「FBB」というアコーディオンメーカーさんの工房にお邪魔し、見学をさせていただいた時の出来事について書いていきたいと思います。
工房での写真をちらっとご紹介。
アコーディオンのパーツが大量に並んでいます。
見てるだけで、胸が高まってきますよね~!
ファミリーで経営するFBB工房
FBB工房はこの場所からすぐ近く、カステルフィダルドの噴水広場の前にありました。
FBBはファビオさんとそのご家族で経営されているアコーディオン工房です。日本ではトンボ楽器さんが輸入し、ショールームでの販売も行っております。
こちらが社長のファビオさん。 まだ塗装がされていないアコーディオンのボディ。
FBB Accordionのホームページはこちら
写真撮影の許可をいただきましたので、それぞれの写真とコメントを載せていきたいと思います (タップで画像のみ拡大されます)。
アコーディオンのボディ アコーディオンのボディは木製なんですよね。 黒色はセルロイドです。 鍵盤アコのバルブ部分です。 ボタンアコ。 鍵盤アコのバルブとは少し形状が異なりますね。 Yasuharu:真野泰治さん トンボ楽器会長 のお名前です。笑 青色の鍵盤。 白ボディに映える素敵な色です。 黒と緑!カッコイイですね。 アコーディオンの命ともいえるリード部分。 蛇腹が積み上げられています。 重石を載せて、接着しているところです。 工房は地下にあります。 なんだかダンジョンしてる気分(ワクワク) ワンちゃんも一緒に過ごしています。カワイイ! 今ツアー最高齢の満武さん(こう見えて80歳を過ぎておられるとか)巧みに英語で質問中。 p土産にFBB工房さんからいただいたオリジナルのクロス。
カステルフィダルドがアコーディオンの故郷となったきっかけ
カステルフィダルドには現在、約30ブランドのアコーディオン会社があり、年間で1500台ものアコーディオンが生産されています。これは世界の約8割のアコーディオンの数に相当します。まさにアコーディオンの故郷と呼ぶに相応しい街ですね。
その歴史が始まったのは1863年、パオロ・ソプラーニという農家の青年が、1台のデミアン製アコーディオン(コンサーティーナのような楽器)を模して作り始めたことがきっかけと言われています。
パオロ青年(当時18歳)は、とあるオーストリアの巡礼者からプレゼントされたウイーン製のアコーディオンに大変興味を持ち、分解・組み立てを繰り返しその原理を習得、生産を始めたんだそうです。
確かに、蛇腹のついた音の出る不思議な楽器をプレゼントされたら、気になって分解したくなっちゃう気持ち、わかります!(よね??笑
大らかで明るい、イタリアの人々
イタリアの方々は皆さん明るく気さくで、どの場所を訪れても皆さん陽気に話しかけてくれました。
締め切りや集合時間などの時間感覚に関しては、少々おおらかな部分があるようですが・・・(笑)、モノづくりの品質に関しては妥協がありません。出来上がった「作品」ともいうべき楽器は皆美しく、丈夫で高品質。そのこだわりや丁寧な仕事ぶりは、日本人の職人気質と少し似ているような気がしました。
今回はここまでにします!
まだまだ書きたいことがたくさんあるのですが、内容を整理し、あの日々の出来事を思い出しながら書いていきたいと思います♪
では、また。