音色切替スイッチのはなし① スイッチの役割とは

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目次

  1. 音色切替スイッチとは何か?
  2. アコーディオンの発音体
  3. スイッチの役目
  4. セット、列笛とは
  5. 最後に

    

   

音色切替スイッチとは何か?

  

アコーディオンの中型~大型機種には必ずついているスイッチがあります。それが「音色切替スイッチ」といわれるボタンです。「メロディースイッチ」「レジスター」、「トーンセレクター」などと呼ばれることもあります。

  

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鍵盤の根元付近のグリルの部に並んでいるボタン、これがメロディースイッチです。

  

ドットは、リード音域の高低を表しています。真ん中がM(ミドル:中音域)、上がH(ハイ:高音域)、下がL(ロー:低音域)です。 

  

メーカーや機種によって、そのデザインは様々です。

  

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↑ このようにドット表記ではなく、出音のイメージ(例えば、バイオリンとか、クラリネットとかバンドネオンとか)が書かれているものもあります。

    

  

  

 

アコーディオンの発音体

アコーディオン発音体は、写真のような金属の「リード」です。それぞれのリードブロックによって、音の高さやピッチが異なります。

  

     

  

リードについて詳しい記事はこちら

  

  

  

  

  

スイッチの役目

  

このリードブロックの音域の「高さ」と「組み合わせ」を選ぶのが、メロディースイッチの役目です。

  

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ピッチについては、機種や造られた年代などによってそれぞれ異なります

     

  

  

機種によっては、H(ハイ)リードが入ってないものもあります。

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M(ミドル)が2個以上あるスイッチは音域が同じピッチが微妙に異なるMリードを同時に鳴らすスイッチになります。わざとピッチをずらすことにより、音に波動ができ、いわゆる哀愁漂う、アコーディオンらしい音色が鳴ります。

  

※ちなみに、MMドットが2つ並んだ場合は、右側のドットの方がピッチの高いリードを指します

  

  

  

  

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メロディースイッチの音色表です。こちらはエキセルシァー社のものですが、この楽器名の基準は各社異なりますので、あくまで音のイメージという風にお考え下さい。

  

  

セット、列笛とは

アコーディオンの大きさは大中小と様々ありますが、それはリードブロックの数に比例します。その楽器のスペックを示す際によく用いられる用語なのですが、下記のようにいくつか呼ばれ方があります。(意味合いとしては同じです。)

     

リードブロックが

・二枚一度に鳴る楽器 → 2セット、二枚リード、二列笛

・三枚一度にな鳴る楽器 → 3セット、三枚リード、三列笛

・四枚一度に鳴る楽器 → 4セット、四枚リード、四列笛

と呼びます。

    

  

おおよそ小型アコーディオンのほとんどが二枚リードで、三枚リードは中型、四枚リード以上は大型アコになります。

  

    

  

 中型のアコーディオン

  

  

  

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大型のアコーディオン

   

4セットのアコーディオンには、標準音程のMリード二枚と、1オクターブ下のLリード一枚に1オクターブ上のHリード一枚がアコーディオン1台に入っています(Hリードがない機種もあります)。

  

よってスイッチによってMMトーンも、ML・HMトーンもつくることができます。

  

  

  

  

最後に

このメロディースイッチ、うまく利用すれば、それだけでもまた表現の幅は広がります。

メロディースイッチは一部の小型機種を除いてほとんどに付いておりますので、その種類をよく観察してみて、アコーディオンの多彩さを楽しんでみてください♪